Eye-Fi ダイレクトモードについての覚え書き
Eye-Fiに、待ち望んでいたダイレクトモードがやってきました。
touchのカメラ性能を強化したく、twitterや公式サイトなどで得た情報を元に試行錯誤してみて、どうにか自分の望む結果になったので覚え書きです。
公式(英語)
http://www.eye.fi/
紹介記事
http://ipodtouchlab.com/2011/04/eye-fi-iphone.html
▼自分の環境
デジカメ:DMC-FX33
Eye-Fi:Connect X2
環境:光→バッファローの無線ルータでの家LAN、モバイル用のWimax(Aterm WM3500R)
転送希望機器:ipod touch 4th
▼ダイレクトモードについて
- ダイレクトモードは、Eye-fiカード自体を無線アクセスポイント化するモードのこと。
- Eye-Fi Centerから、カメラの電源を入れたとき&カメラで撮影を行ったときそれぞれにダイレクトモードを起動する設定を行うことができる。
- このモードは、「他に接続する回線がない」場合のみ起動する。
- 他に接続する回線が「ある」場合、オンラインサービスへのアップロード(Flickr等−−今まで通りの挙動)が優先される。
- 「オンラインサービスへのアップロード」が設定されて「おらず」、「同一のLANネットワーク下」に、転送先に設定した機器(touch)とEye-Fiカードがある場合、アプリでの転送機能が有効になる。
- まったくネット接続がない場合、カメラ側でダイレクトモードが起動するので、アプリを起動すれば(していれば)、ネット回線が一切無い場所でも転送が可能、と思われる。
つまり
カメラで撮影をする
┃
┣(同じLAN下で)ネットに繋がっている
┃ ┣オンラインサービスへの転送がONになっている→オンラインサービスへ写真をUPする
┃ ┗オンラインサービスへの転送がOFFになっている→転送先に指定した機器へ写真を転送する
┗ネットに繋がっていない
┗Eye-Fiそのものがアクセスポイントとなり、接続が確立された時点で転送が開始される
この状況で、
Eye-Fiに家LANとWimax、2つの接続先を登録して……
・Wimax下で写真を撮る→アプリ起動していたら、ほどなく転送開始。
・家LAN下で写真を撮る→アプリからWi-fiにアクセスしている形跡(左上がくるくるしてる)はあるものの、転送が開始されない。(※電波強度の問題かと思い、ルータの近くに行って試行してみたものの、転送されたりされなかったり。もともと、オンラインサービスにUPする時もけっこうもたついていたので、これは自分の家の環境の問題かな)
・カメラの電源をONにしたときに、ダイレクトモードを起動する設定にしているけれど、自分のデジカメではうまく動作しない?ようだ。シャッターを押す時の分は大丈夫。
最初は「Wi-fi設定画面からEye-fiに繋がないと写真転送できないのかな?」と思っていたのですが、ただ単にオンラインへのアップロードが優先されていただけで、切ったらLAN上でも動作してくれました。
肝心の転送速度ですが、シャッターを押して、転送開始するまで30秒〜1分かからないくらい。
転送がはじまったら、1枚当たり5〜10秒弱で転送してくれて、自動でカメラロールにも保存されます。今までの速度とは雲泥の差&オンラインサービスからダウンロードする手間が省けるので、大幅なスピードアップです。
Wimaxで繋がっているときはWimax上で、電波の届かない場所ではダイレクトモードで動作してくれることになるので、touchの弱点であるカメラ性能を補完したかった私の用途としては満足できそうです(´▽`*)
”iphoneにもオンラインサービスにもどちらにもUPしておきたい!”っていう方には少し残念……なのかもしれません。アプリから、個別にオンラインサービスへUPすることは(今まで通り)できますけどね。もしかしたら、きちんとした方法があるのかもしれませんが……。