サクラギの覚え書き

日常のこと

レポートの下書〜 帰還の途上ツアー@なんばハッチ

普段ファンサイトで図付きのライブレポートを描いています。帰宅途中に書き出したメモから、ばーっとテキストに起こして読みづらい部分を削ったり、テキストから絵に起こしたりしたりして作っています。で、今、過去のメモ(Firefoxのアドオン、Quicknoteだ)をふと見直していたら、帰還の途上ツアー@なんばハッチのテキスト原文が出てきたので折角だからUPしようと思いました。サイトの内容と重複してますが、サイトの方では省いたMCとかもあって、文章だけでもこれはこれでわりと面白かったので。(……読み直している内にこないだ描いたライブレポ漫画と矛盾してる部分を発見しました……どっちが正解かは今はもうわからない……ライブの記憶は水ものだ)

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本日は友人2人との参戦です。整理番号が少し離れていたのですが運良く合流することができました。おいちゃん前!2列目。

場内SEはおそらくディープ・パープル。18時少し過ぎたころの開演でした。OPSEは何だったかさっぱり覚えておりません。曲名もわかりません。が、とにかく照明は落ち、そしてステージが照らされます。この照明が落ちる瞬間が大好きです。緊張感が一気に解き放たれるような、そんな感じ。

メンバー登場!

1曲目は「サンフランシスコ」! しょっぱなから飛ばします! 1曲目にこれ持ってこられると身体が温まりますねえ……サンフランシスコが終わっておなじみのキラキラしたSEから「君よ!俺で変われ!!」。橘高さんのピックばらまきを生で見た。すごかった。

「どーもこんばんはぁ!! 我々が筋肉ッ……」(沈黙) 観客「少女帯ー!」 「べ、別に言わなくていいんだよ言わなくて。…でも言いたいんだったら言わせてやるぜえ! 我々が! 筋肉!」「少女帯!」「筋肉!」「少女帯!!」「略して!」「筋少!!!」
「我々が! 結成20周年!」(おいちゃんが違う違うと手を振る)「あっ、デビュー20周年だっけ? ごめんごめん」
「えええとね。僕ね、今晩は歌がうまいです! 筋少っていうバンドは、いっつも音がうるさくて、いつも俺、歌ってても自分の声が聞こえなかったんだよ!! だけどこのイヤモニ(※イヤーモニター)を付けてからね、俺の声が良く聞こえるんだ!! それで聞こえるようになって思ったんだけどさ、歌って、いいねぇ〜〜〜 今になってやっと気づいたよ」
「えー、多少(橘高さんのあたりか?)は大阪と縁のある筋肉少女帯、20周年ライブということで、9/21武道館があるわけですが、大阪でそういうのやってもいいんじゃねえのかい! でも動員数が足りねぇんだよ…… 大阪で武道館クラスってったらどこがある?」「城ホール!(※大阪城ホール)」「そーか城ホールか! 筋少って城ホールって来たことあったっけ? やったっけ?」(首を振るうっちー。しかし)橘高さん「あるよ。たしかJTかなんかのイベントで」「えっマジ!? 誰か来たことあるやつ居る?」(客席から手が上がる)「すごいよ、君は歴史の証人だよ!」 「しかし40になって目指せ城ホールってアレでもないよな。だが! 今回はここが! 武道館だと思って楽しんでってくれよ!!」「しかし実際の所、武道館はみんなアワアワして終わると思うんだ。舞い上がったアワアワのライブと! じっくり腰を入れてしっかりしたライブと! お前らどっちがいいんだー!!」(アワアワー)「えっ、アワアワ多いな。いや、アワアワも! じっくりも! 両方やってやるぜえ! そんな俺たちが! お客さんをどれだけ盛り上げらレレルレッロと(盛大に噛む)」(会場大爆笑、オーケン本気で凹む)「……いやぁ、すでにアワアワだねえ」

3曲目、「日本印度化計画」。そのまま4曲目の「暴いておやりよドルバッキー」になだれこみます。途中ドルバッキーの語りが入る間奏部分、あそこ、おいちゃんと橘高さんが2人並んで仲良さそうにユニゾンするんですよねえ。ステキ! あとはうっちーがかわいい。

「えーっとね、今日はね、僕ね、あのね、イヤモニのせいで歌が良く聞こえるようになったって話したっけ?」観客「したよー」「しましたね〜(スゲー笑顔)」「……いやね、筋少もオーバー40になるとボケちゃうんだよ。次にここに来るときにはみんなボケ老人になっちゃうかもしれない。そういえば世間は三連休だ。明後日の15日は敬老の日じゃないか」観客「おじいさーん」「おじいさんって言うな!」「えー、そんなおじいさんバンドですが、新譜ね、つくりました。その新譜から、新曲を、今からやるわけですが。ここにいる本城聡章さんが作った曲をですね、やります」ところで本城さん、おとついだっけ? おとつい?(※違います=ホントは3日前) そう、誕生日だったんですねえ」「おめでとーう」(橘高さんがおいちゃんに肩ポムして後ろを通って部隊袖にトコトコあるいていく)「あっ、なんかバースデーケーキとか出るのかな?」(橘高さん、普通に戻ってくる)「ええぇええ!! 何もないの!? 何もないのかよ!!!(笑) プレゼントとか何にもないの?」「そんなおいちゃんに俺からプレゼントがあります。おいちゃんよーろこぶぞぉおおー(ハート)」(橘高さんのケータイストラップ)「橘高くんのストラップだ!」橘高さん「おれさー、メンバー全員にこれあげたんだけど誰一人としてつけてくれないの。でもエディと長谷川さんは付けてくれてたよね」「ていうかおいちゃん今携帯持ってきてくれよ」おいちゃん「それだけは勘弁してください」(即答するし。しかし袋をアンプに固定して)「でもホラ、見て、アンプにつけたよ」(笑)「えー、…このストラップ、ある意味今回の一番のトピックスですからね!」「えーと、曲行きましょう(笑) 新曲2曲やった後に懐かしい曲もやるんでガンバってね」

「へそ天エリザベスカラー」、そして「ドナドナ」。だからドナドナの最初にギターを鳴らすおいちゃんが格好良いんだってば! そして「キノコパワー」!

オーケン以外はける)「えーとね、キノコパワー、ってね、僕の代表的な曲で、これ歌ってた頃23とか24とかだったんですが、オーバー40になった今、歌うとさ、ほら、なんか滋養強壮のキノコ、そんなキノコパワーが欲しいなあ…とかいう歌になってるよね」「えっと、メンバー紹介。ギター、っておいちゃんはさっき紹介したからいいや、えー、サポートドラム、長谷川浩二! えーと、僕今回のツアー中長谷川さんに話し振ってません。ホラ、ロックの人ってのはあまり喋らないのが格好良いから………サポートキーボード、三柴理!!」(観客から怒濤のエディコール)
「ベース、内田雄一郎!」(うっちー登場)「内田君、さっきの橘高のフェイントにはびっくりしたねえ、あれって何か意味あんのかなあ。あれってプロレスとかであるよね、なんか一度リングに出てきた選手が何もせずに帰るっていう」「ああ、猪木のあれとかだね」「橘高のあれにも何か意味あるんだろうかね」「いや………何かあるんじゃない? メタル的な何かが」「本人に聞いてみようか…ギター、橘高文彦!」(橘高さん登場)「意味? いや、ないよ」「いやあれは袖に人影がみえてさ、誰かナーって思って様子見に行ったら、……その人影が消えたんだ」(ざわざわ)「ウソだよ! ホントは気を利かせたスタッフか誰かいねーかなと思って行ったんだよ」「へえそうなの」「あっ、もうひとつ聞きたかったんだ、内田君! 君「へそ天エリザベスカラー」俺が歌ってるときになんか隣に来るよね! あれってなんか意味あんの?」「えっ…べつに………仲良くやろうよ、みたいな」「そうなの!? でもなんで「へそ天」でなの??」「いやー、バンド20年もやっててもまだわからないことってあるんだねえ…もうちょっと長く続けたいねえ。コレ(指でお金のポーズ)が入る限りはやろうよ」橘高さん「このやろっ」「解散だよ!」「そ、そうやってまた俺ばっか悪者にしやがって」「ていうか内田おまえ何でそこ(おいちゃんの位置)に居るんだよ*1」内田さん「えっ……いつも2人の真ん中でぼーっとしててツライんだよ」オーケン「そうなの?! あ、そーか、そーなんだあ」「気づかなかったよ、じゃあ謝ろう、すまんかった!」(深く腰曲げて謝る二人、とまどう内田さん、観客大爆笑)内田さん「いやいや、僕も言い過ぎたよ、ごめん」(謝り合う40男3人) 「えーじゃあ次の曲…… あっ、おいちゃん来て、おいちゃん」おいちゃん「……俺、次の曲俺抜きで始まるんじゃないかと思ったよ」「ごめんごめん…あ、そういえば昔僕ね、サーカス団かの頃にね、最期の遠足って歌があって、おいちゃんのカッティングではじまる曲なんだけどさ、俺そのとき500mくらい離れてたところでメイクしてたのよ、そしたらいきなりおいちゃんのカッティングが始まって、俺もう凄い勢いでダッシュしたね。ヘロヘロになりながら「♪にぃ〜げたこどもが」とかやってたんだ」「えー完全にMCの流れ忘れました! が、曲に行っていいですか!」

喋ってるうちにMCの流れを思い出したオーケン。「新参のファンも煮くずれたファンも、どっちもタイミングがずれないコールアンドレスポンスで心を一つにしろー! 筋少唯一のヒットナンバーです」……からはじまった「元祖 高木ブー伝説」! 心が一つになった後(笑) あの美しいイントロが入ります。「僕の歌を総て君にやる」。高木ブーの後にコレって落差が激しすぎやしないだろうかとおもうのですけれども大好きな曲です。泣けます。ホンマに泣きそうになりました。その後はなじみのないドラムロールがはじまった? と思ったら「香菜、頭をよくしてあげよう」でした。あのドラムは長谷川さん的「香菜」なんだろうか?

筋少20周年という事で物販いろいろ作りました。タオルも作りました。えーこのタオルですが、縦書きと横書きを作ったんですが、縦書きがいまいち売れてません(縦書きタオルを広げ)…ていうか、このタオルってタオルというより……」「勝訴!! 勝訴です!!」(会場大爆笑)「エー、◎◎アナがオツタエシマス。ナガクツヅイタサイバンデスガ、今ハンケツガデタヨウデス」「勝訴! 勝訴です!!」 「…いや、そんなタオルなんだけどね、これってさ、ホラ、曲の途中でわーって投げたり振ったりしたらかっこいいよね。どこでやる? どっかでやろうよ、おいちゃん、どこでやればいいとおもう?」(笑いながら手を振るおいちゃん)「そーだね、じゃあ後の宿題にするってことで」(歩み寄る橘高さん。オーケンの耳元にささやく。マイクないから聞こえない。オーケン最初はマイクもちながら「えっ、そーか、それがあるか」とか言ってたものの、ついには二人揃って背を向けてドラム台の上でひそひそ話をしはじめる)「えっ、そーか、そうだね、それがいいね。さっすが浪速のモーツァルトだね。みんな、後で練習でやるんでタオル上げたら、合図だから、合わせてくださいね」
「えー、……うっちー、ちょっと場持たせておいておくれよ」「えっ……いきなり言われても」「いやあ、膝の当てるやつ(?)がはずれちゃってさ。無くてもまあやってもいいんだけど……やったほうがいい? 待ってくれる?」観客「待つー!」「ありがとーう!」(オーケン袖にハケる)「…………………えー、みなさま、しばし、ご歓談を」(「エェエエエー」)「………急なんだよね。いきなり振られてもねえ。えーと、僕が」「おーしおーしおーし行くぞ!! さあやるか! やるか! バトル野郎ぉおお!!」(空回りするオーケン。マイクなし(笑))

ぐだぐだの中なんとかバトル野郎にはいります。オーケン最初コケかけてたぞ!(笑)こっからは怒濤の筋少タイムですね。「イワンのばか」、エディ走る。「これでいいのだ」、タオル振る。「踊るダメ人間」

「タオルぐるぐる、悪くなかったね、みんなリップスライムみたいでね。みんなココナツベイビー、みたいなね。でもさー、この公演次赤坂で、もう武道館でしょ? 絶対伝わらないと思うんだよ! それでみんな中途半端にタオル回すんだろうなあ。でもそういう、中途半端なところもいいなあ。みんな是非タオル回してください。そしたら、最後の曲、やります」「ツアー…ファイナル!」 

本編ラストは「ツアーファイナル」。しかしオーケンツアーファイナルの出だしで、明らかにとちる!(笑) しかしこの曲はライブでやると感動度が増幅しますね。一体感がたまらない。

アンコール。

「えっとね、いいわけさせてもらいます。ツアーファイナルでタオル投げようとしたの。「ツア〜、ファイナル」で投げようとしたんだけど失敗して気を取られて「ツアッァ〜〜ファイナルウ〜〜」ってなっちゃったの! だからつぎは「また会おう」(※だったはず)で投げようとしたんだけどそれもとちっちゃって…」
「えーと、ギター本城聡章! …で、おいちゃん誕生日で今年何歳だっけ」「44歳になりました」「ゾロ目初ライブなんで楽しんで帰ってくださ〜い!」(退場していた橘高さんとエディが花束とケーキ持ってくる。おいちゃん素でめちゃくちゃ驚いたようす。次に取った行動、なんと2人に向かって深く土下座!*2(笑) 橘高さんは火のついたローソクの刺さったケーキを片手で持ってるわ、エディがかかげる花の刺さったビンからは怒濤のように水がこぼれてるわ、おいちゃんは土下座してるわ、うっちーは楽しそうにビデオカメラ回してるわですごいカオス空間www(笑) お客さんにも土下座するおいちゃん。パニってるー! 恐縮してるー!!!(笑) そのままなし崩し的に会場全員でハッピーバースデイを大合唱。おいちゃんは照れながらもローソクをしっかり一吹きで吹き消したのでした☆)「…おいちゃん、44にもなってハッピーバースデイ歌われるのって正直つらいでしょ? 何の苦行なのとか思うよね?」

「30年前の大阪ってどうだったの? 橘高?」橘高さん「30年前の大阪はテレビも3チャンネルしかなくてねー…通天閣がね」「万博行った?」「あー行ったよ。でも全然覚えてないんだ。だけど俺が何か知らないけどどっかのディスコみたいなところ、多分パビリオンなんだろうけど、で踊ってる写真だけが残ってるよ」「踊ってるの!? それホントに?! よし、それ次のアルバムのジャケットにしよう」橘高さん「売れるよ」
「しかし俺たちもこんな年になっちゃって…中学生からやりなおしたいよねー。ねー。…そういう曲やります!」

「中学生からやり直せ!」チューボー♪

そして曲終了後、いきなり舞台、暗転。緑の照明。響くこのきれいなおと……エディのピアノが絡まる……来ました、「Guru 最終形」! 近くの人が号泣していた。

「どうも筋肉少女帯でした……楽しんで帰ってくださいね、「釈迦」!!」

「釈迦」で終わりかと思っていたらおいちゃんがまだギターを持っている。あと一曲。「最後の、最後は、この曲だ!」「ト・リ・フィ・ド・の日が来ても二人だけは生き抜く」!


曲が全て終わって、さいご。メンバーはまだはけずにみんなに挨拶をしています。ウッチーと橘高さんとおいちゃんがステージ中央に陣取って、三人で手を握って観客に向かって挨拶をしようとするのだけど、オーケン、そのままハケちゃいました(笑) 観客ブーイング(笑) 橘高さん怒って(笑) ずかずかと舞台袖にオーケンをおいかけます。しかしやっぱり出てこないオーケン。ハズカシイらしい! そでからちらっと顔を見せて挨拶をするだけ。しかたなーいという感じでツインギターで挨拶。全員がハケます。そしたら何を思ったかオーケンだけ最期に一人で出てきてエア挨拶を!(笑) 仲悪いんじゃないのか!(笑)

*1:いつもおいちゃん側前の方で観戦してるので内田さんが全然見えない(橘高さんは来てくれるけど内田さんはめったにこっちまで来ないし)のですが、よくよく思い返すとこのライブが一番接近できていたのか……

*2:土下座というか平伏っていうのか? うまい言葉が思いつきません(笑)